仮面の男はエマを見て
ただならぬ気配に驚いていた。
（仮面の男）
「キサマも改造人間なのか！？」
いっぽうのエマも仮面の男が発する
底知れぬ力を感じとっていた。
無法の町ロンドンで嘗てエマは
多くの強敵と渡り合ってきたが
どの敵も仮面の男の力には敵わない
だろう・・。
食人紳士ジャガー卿
不死身の首切り男ランバートも
そして
ロンドン闇黒街の支配者ハップトップ
でさえも！

（ターシャ）
「１番ターシャ歌います！！」
「歌わせていただき
　　まァーーす！！」
「♪すすめ〜すすめ〜
　　もの〜ど〜も〜♪」
（メルダース）
「・・・・。｝
カーーーン＜鐘の音
（ターシャ）
「そりゃないですよ
　　地獄大使様・・・」

（アデーレ）
「暗闇大使君・・・
　急に呼び出したりして
　　ごめんなさい・・・。」
（メルダース）
「・・・・・・。」
（アデーレ）
「私たち今年で卒業でしょ
　　だから・・
　はっきりさせたくって・・。」
（メルダース）
「・・・・。」
（アデーレ）
「・・・・。」
（メルダース）
「・・・・。」
（アデーレ）
「旦那様・・もう仕事に戻っても
　いいですか？」
（メルダース）
ふるふる＜首を横に振っている。

（シャーリー）
「おじさん・・・
　あのね・・・。」
（ライダーマン）
「ヤァーーッ？」
（シャーリー）
「なんでもない・・・。」

仮面の男が繰り出す必殺技
ライダーキックを紙一重で
かわすエマ。しかし恐ろしい
破壊力を秘めたキックは屋敷
を粉微塵に破壊した！

数時間後・・瓦礫を押しのけ
地上に這い出たエマは復讐を
誓う。
ケリーを殺し、あの物体を
奪った仮面の男をかならず
追いつめると・・・。